2016年4月「小6統一合判」 中学入試レポート1
多様化した入試にチャンスを見出す!
今回は、新6年生になった皆さんが初めて迎える小6「統一合判」テストだ。今回は、この2016年の入試結果から読み取ることができる、来春2017年入試の展望をお伝えしよう。また、お子さんたちが来春2017年の中学入試を経て、それぞれ進学した中高一貫校から大学入試に挑む2023年には、大学入試のあり方が大きく変化する。その動きも見据えて、わが子にとっての最良の教育環境を考えていただきたい。
記事の見出し
・私立中学校の入試が多様化し、2年続きで受験生数が増加した2016年の首都圏中学入試
・保護者の教育への注目を喚起した「2020年大学入試改革」の方向性とそこで問われる新たな学力観・学習観
・今後の社会で求められる力を中高6年間で育てていくためのアクティブラーニングと「21世紀型教育」
・現行の大学入試でも成果を伸ばし、今後の入試改革にも対応できる「21世紀型教育」が人気を集めた
・私学と生徒の新たな出会いを生んだ、「思考力入試」や「習い事入試」!
・日本の教育の転換期を迎えた2016年入試は、「21世紀型の」教育観・学力観が焦点に!
コラム
・来春2017年入試に向けた新たな動きと入試改革(=入試要項変更)
2016年の首都圏中学入試が一段落して、すでに4月を迎えた。この記事をご覧いただく4月17日(日)「統一合判」の頃には、1~2月の中学入試を突破して、それぞれの志望校に進学した新中学1年生の皆さんとご家族は、おそらく満開の桜に迎えられての華やかな入学式を済ませ、新たな中学校生活に馴染もうと日々元気に過ごしている頃だろう。そして、来春2017年の中学入試にチャレンジしていこうとする新6年生の皆さんにとっても、ここからが新たなスタートだ。
それでは、この春の新たなスタートの時期に、今春2016年の中学入試の結果に見られた、いくつかの動きをご紹介していこう。最初にお伝えしたいことは、今春2016年の首都圏中学入試では、2年続きで受験者数が増加に向かったということだ。前年比500名の微増ではあるが、昨年8年ぶりに増加に向かった受験者数のカーブが今年も引き続き増加したことからは、中学受験と中高一貫教育への注目や期待が再び高まりつつあることが感じ取れる。もうひとつは、これも昨年から目立ってきた傾向だが、受験生の保護者の価値観や意識、そして小学生の受験準備のスタイルの変化と多様化が目立ち、これに応じた私立中学校の入試形態にも多様化が非常に目立ったことだ。
先の受験者数の増加の背景には、こうした従来とは違った中学受験生と保護者の動きの「変化と多様化」の影響がある。
記事ではさらに、「2020年大学入試改革」にむけたこれからの教育について、また各学校の取り組みや、学校選びのポイントについて掲載しています。
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