2016年10月「小6統一合判」 中学入試レポート4
これが合格へのカギになる!
夏休みを終え、6年生が本格的な入試対策に取り組み始めてから、すでにひと月半。2月の入試本番まで残り約3ヵ月半となった。保護者の皆さんも、いよいよ併願校を含めて、受験校を決めていく時期にさしかかる。年ごとに多くなる入試要項変更によって、“激動”が恒常化してきた中学入試だが、2017年入試はどうなるか。目立った動きとともに、そこで生まれるチャンスを生かす、受験校の選び方を探ってみよう。
記事の見出し
・大学入試と日本の教育が変わる節目に私立中学校の入試が多様化!
・2020年からの「大学入試改革」が、日本の教育・学校・学力・入試観を変える!
・「変わる日本の教育」をリードする私立中高一貫校の進化と変革
・変わる大学入試、3年目の当事者にあたる現小6生の保護者の学校選択のポイント
コラム
・変わる大学入試、3年目の当事者にあたる現小6生の保護者の学校選択のポイント
・模試を受けることで、第一志望への課題と、ベストの併願作戦を組み立てるヒントを探ろう!
・2017年入試に向けて、さらに多様化する私立中入試の人気動向
毎年、多くの入試改革が行われることで目まぐるしく人気動向が変わってくる首都圏中学入試。例年、前年入試の直後から、次年度に向けての入試変更が次々と公表され、それぞれの学校の志望者数や難易度の変化、全体的な人気動向の変化などが、その翌年入試に関する話題となっていく。来春2017年の首都圏中学入試には、2015年入試の2月1日"サンデーショック"や、その反動にあたる翌2016年の“揺り戻し”の影響、同じく2016年入試の「桐朋が2回目入試を新設」など、入試全体や難関校の人気動向に影響を及ぼすような、大きなトピックは存在しない。
振り返ると、今春2016年入試の時期には、多くのマスコミが、多様化する新たな形態の私立中入試で問われる「思考力」「表現力」「総合力」と「英語力」にスポットを当てた。そうしたマスコミ報道が多出した背景には、「2020年大学入試改革」や、文科省が推進する「アクティブラーニング導入」に象徴される日本の教育の変化がある。それらを契機に「中学入試が変わり始めた」ことに多くの注目が集まった。
そうした「私立中入試の多様化」は、小学生と保護者から見れば「中学入試の間口が広がった」ということであり、多様な受験準備のスタイルを経てきた子どもたちが持つ、多彩な能力や意欲、資質を評価し、私立中高一貫校の教育に「迎え入れて」くれようとするものだ。こうした新たな入試が、子どもたちの多彩な才能や将来伸びる可能性を見出し、そこに光を当ててくれるものであるならば、それは多くの保護者にとって、歓迎されるべきものだろう。
記事ではさらに、来春2017年の受験に向けての学校選びのポイントや人気動向などを詳しく掲載しています。
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