2016年11月「小6統一合判」中学入試レポート5
ベストな受験作戦の組み立てと、過去問対策のポイント
2017年1~2月の入試本番まで2~3ヶ月と迫ってきたが、まだまだこれからが、“実戦的な力” を身につける段階だ。今回の成績や判定結果をバネに、目標に向けて最後のがんばりを見せてほしい。その一方で保護者は、わが子の受験校を、併願校まで含めて最終的に固めていく時期になった。今回は、そうした受験作戦の組み立てと、この時期からの「過去問対策」のポイントをご紹介しよう。
記事の見出し
・「21世紀の教育改革」をリードする私学の教育の進化に注目を!
・受験できる機会をフルに生かして、「万全の併願作戦」を組み立てよう!
・上下の幅を持たせた併願が、第一志望校“合格”のステップになる!
・入試本番では、最も大きな力になる「明るく受け抜く」親子の決意!
コラム
・入試問題との“相性”や“適性”をしっかり探り、その芽を育てる!
・増える午後入試の機会を生かすコツは、集中力と覚悟と、柔軟な気持ちの切り替え!
・2月の“後半戦”の受験チャンスにも、最後まであきらめずに挑戦しよう!
・“合格”に満点は必要ない! 今後の「過去問対策」では、時間を有効に使い、できる問題を確実に解き切る力をつけよう!
・来春2017年入試で新設~導入される(4科・2科以外の)新たな入試形態《一部抜粋》
6年生のこの時期までくると、すでにほとんどの受験生のご家庭では、お子さんの「第1志望~第2志望校」は固まってきていることだろう。今回のテスト結果からも、さまざまな手応えや、今後の課題を感じ取ることができるはずだ。
ただし何度もいうように、模試での志望校に対する判定の結果が良くても決して油断してはいけないし、逆に結果が予想より悪くても、いまさら動揺する必要はない。こうした模試は、あくまでも合格可能性の一端を探るものであり、自分の学力を、ある母集団(模試の受験生)のなかで相対的に探るためのものだ。つまり、大勢の受験生のなかで「力試し」をして合格の目安を得て、受験勉強の励みとするためのものにほかならない。だからこそ定期的に受け続けることで、その都度何らかの手応えや課題を確かめることが大切なのだ。
そのうえで、めざす第1志望校がしっかりと胸中にあるならば、こうした模試の判定結果に関わらず、来春の入試本番まで、迷わずにそこをめざして努力を重ねていくべきだ。繰り返し述べてきたことだが、中学入試の大きな魅力は、何よりも親子で気持ちと力を合わせ、「受けたい学校に思い切りチャレンジしていける」ことにある。首都圏の約300校の私立中高一貫校が、のべ約2,300回以上(コース制などの各回入試も含め、共学校の入試を男女それぞれ別に数えた場合)の入試を実施している現在だからこそ、このチャンスをフルに生かさない手はない。
記事ではさらに、第一志望から併願校までの受験戦略の組み方と、過去問題を解く際のポイントなどを詳しく掲載しています。
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