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どうなる2017年入試。公立中高一貫校の過去の入試結果

どうなる2017年入試。
公立中高一貫校の過去の入試結果一覧

いよいよ11月も中旬を過ぎ、来春2017年の首都圏中学入試の本格的なスタートまで、残り約50~75日となりました。すでに11月からは数校の帰国生入試も始まり、中学入試シーズンに差しかかったといってもいいでしょう。

来春2017年入試に向けてのラストスパート!

この後、首都圏模試センターの実施する小6向けの模試では、11月23日(祝・水)実施の「公立中高一貫校模試」、11月27日(日)の「最難関模試」、12月4日(日)実施の小6第6回「統一合判模試〈最終回〉」と、来春2017年入試に向けてのラストスパートと志望校決定のために大切な模試が立て続けに行われます。

明日11月23日(祝・水)には、首都圏の公立中高一貫校をめざす小6生対象の「公立中高一貫校模試」が行われます。その模試の会場となる21校の私立中高(1校は国際学院埼玉短期大学)のうち17会場では、首都圏模試センターによる保護者向けの講演会(適性検査と私立入試に関する説明会)が行われます

11/23公立中高一貫校模試・説明会資料(お詫びと訂正有り)

その講演会では、「◆11/23公立中高一貫校模試・説明会資料」という参考資料〈B4判×表裏〉を配布して、首都圏の公立中高一貫校の実際の入試結果をご覧いただく予定です。

その資料の裏面には、過去3年間の応募者(志願者数)と、直近の今春2016年入試の「実受検者数」「合格者数」と適性検査科目・配点などを一覧にまとめてあります。

ただ、その一部(各都県ごとと首都圏の集計数字)に誤りがありましたので、正しく修正したものを、ここに掲載させていただきます(お詫びして訂正させていただきます)。
→上記の「資料はこちら」よりPDFファイルをご参照ください。

公立中高一貫校の魅力やメリット。倍率は高めの予想

わが子の小学校卒業に際して、卒業後の進路として、各地の公立中高一貫校に目を向けていただいたことは、とても素晴らしいことだと思います。従来の公立中学校~公立高校という規定の公立学校教育の路線とはまた違った、さまざまな魅力やメリットが「中高6年間一貫教育」にはあります。

ただし、ご覧のように、首都圏(ここでは東京・神奈川・千葉・埼玉・茨城)の公立中高一貫校23校の、今春2016年入試における「実質倍率」の平均は「5.9倍」。応募者(志願者)数18,025名のうち「17,412名」が実際に各校を受検しましたが、合格を得られたのは、そのうちわずか「2,930名」という、かなり厳しい入試(適性検査)状況となっていることがわかります。

来春2017年入試では、ここに新設の横浜市立横浜サイエンスフロンティア高校の附属中が加わりますが、同校の実質倍率がかなり高くなることは予想に難くありません。そのために全校の「実質倍率」の平均をさらに高めることになると思われます。

いずれにしても、公立中高一貫校は、どの受検生も「ひとり1校」しか受検(出願)できませんので、「ここが第1志望」と決めたら迷う必要はありませんが、それでも、せっかくこの機に「中高一貫教育」の魅力やメリットに目を向けて、「わが子の進路」を考えてこられた保護者の皆さまには、その公立中高一貫校に加えて、中高一貫校の進路の選択肢として、ほかに受験できる(併願校として望ましい)私立中高一貫校の教育内容や魅力にも、一度しっかりと目を向けていただきたいと思います。

受験戦術を意識しましょう!

明日11月23日(祝・水)の「公立中高一貫校模試」の会場校は、そのほとんどが、公立中高一貫校の志望者が「併願校」のひとつとして受験しやすい「適性検査型(公立一貫型)入試」や「思考力・総合力型入試」の実施校です。

それらの私立中学校の入試は、お子さんが志望する公立中高一貫校の適性検査の「力試し」の機会として役立てることもできますし、またそれらの学校は、万が一のときの進学先として考えていただくときにも、十分な魅力と充実した教育内容をもつ私学ばかりです。

明日11月23日(祝・水)の「公立中高一貫校模試」の保護者会では、ぜひそうしたことも意識しながら、各講演者のお話に耳を傾けていただきたいと思います。