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受験情報ブログ

7月5日(日)「統一合判」模試は今年も受験者増!

小6は前年比103%、小5は122%という多くの小学生親子が
中学受験の模試へチャレンジ!

7月に入ってすぐの7月5日(日)には、小6第2回・小5第1回の「統一合判」模試が、首都圏の私立中高校24会場で実施されました。

正念場である夏休み前の模試から読み取る入試傾向!

いよいよ夏の本格的な暑さが近づいてきました。中学受験に挑む小学生のご家庭にとっては、やがて正念場でもある夏休みを迎えようとしている時期。体調には十分気をつけて、この夏を乗り切っていただきたいと思います。

この今回の7月「統一合判」模試には、小6受験生11,256名(前年比103%。昨年7月は10,911名)という、今年も前年同月の受験生数を上回る多くの小学校6年生が、この「統一合判」模試にチャレンジしてくれました。

来春2016年の首都圏中学入試の動向を占うために、9月以降、12月まで毎月実施される小6「統一合判」に向けても、夏休みを前にした今回7月の模試の動向は、翌年の入試を予測するうえでの大きなカギを握っています。今回の模試が、前年に続いてまたも「前年比103%」という増加傾向を見せたことからは、来春2016年入試でも「受験者増」となる可能性が感じられます。

受験者数は増加!父母会や学校説明会への参加率も上昇!

もうひとつ特筆すべきことは、同じ7月5日(日)に実施された、小5第1回「統一合判」の受験生が3,716名(前年比122%。昨年7月は3,049名)と、前年に比べて目立って増加したことです。こうした小5受験生の増加は、首都圏模試センターが25年にわたって模試を実施してきたなかで、「翌年以降の中学受験生数が増加した」折に見られた傾向とも一致します。

そして、各私立中高会場で、お子さんの模試と並行して実施された「入試情報父母会」や「会場校説明会」への保護者の参加者数(参加率)にも、こうした増加傾向が見られました。

約750名の小6・小5の受験生が訪れた中村中会場では、父母会・説明会場となった体育館に用意された約400の座席がほぼ満席に。父母会後の中村中学校による説明会にも多くの保護者が参加し、同校が踏み切る「学びの改革“ZERO.1”」を中心とした、梅沢辰也校長からの簡潔な説明に耳を傾け、同校の創立から未来に向けての歩みを物語る映像に静かに見入っている姿が目立ちました。

2020年大学入試改革の認知度は高め。教育改革を行う学校の声

約500名が訪れた麹町学園女子中会場では、本間勇人氏による父母会(左下の写真は午後の部の様子)では、「2020年大学入試改革→私立中高の授業改革→2016年中学入試改革」という、来春2016年入試に向けての各私学の入試改革のトレンドを中心に、わが子の学校選びのヒントが語られ、この日本の教育が大きく変化しようとする節目に、中学受験生と保護者に目を向けてほしい視点とた見方が提示されました。それらの話のなかで、「2020年大学入試改革についてご存知の方は?」という問いかけに、ほとんどの保護者が手を挙げていたことが印象的でした。

その後の会場校説明会では、この麹町学園女子中高に今春から着任した新校長の山本三郎先生からも、同校が来春から踏み切る"VIVID Innovations"を合言葉にした教育改革(2020年からの新大学入試にも対応する「みらい型学力」育成のために、3つのコースを新設。いずれのコースでもアクティブラーニング型の授業を積極的に行っていくこと)についてのお話がありました。時代のニーズに対応した、まさにビビッドな改革の方向性に、参加した保護者も関心を寄せていた様子でした。

大妻中野中でも父母会と学校説明会がほぼ満席に!

そのほか各地の私立中高会場でも、例年より多くの保護者が、当日の入試情報父母会と会場校説明会に参加されていた(昭和女子大学附属昭和中では700人収容の講堂がほぼ満席に)ということで、そうした動向にも、来春2016年の中学入試に向ける保護者の関心の高さが現れていたように思えます。

午前・午後の部を合わせて約800名の受験生が参集した大妻中野中でも、やはり入試情報父母会と学校説明会が、冒頭の写真にようにほぼ満席になっていました(この様子は大妻中野の公式フェイスブックページでも紹介されています)

大きく変わる教育の行方と学校選択のヒント

東京女子学園中(下の写真)でも、用意された父母会・説明会場に入りきれないほど多くの保護者が参加し、アクティブラーニングの積極的導入などの改革を進める同校の説明に聞き入る保護者の姿が目立ちました。この東京女子学園中の説明会の様子は、グッドスクールコミュニティのサイトにも詳しく紹介されています。

次回小6第3回小5第2回「統一合判」模試は、夏休み明けの9月6日(日)の実施です。ぜひ多くの小学生と保護者の皆さまに、各私立中高会場に足を運び、最新の中学入試情報と、各会場となる私立中高の説明から、いま大きく変わろうとする日本の教育の行方と、「わが子にとってのより良い学校選択」のヒントを探っていただければと思います。