2017年入試!急速に増加するインターネット出願導入校!
11月も下旬にさしかかり中学入試の本番が段々と近づいてきました。適性検査型、思考力、英語、表現力入試など多様な入試形態が生まれ、変化の著しい中学入試ですが、出願方法も年々変化しており、ここ数年インターネットによる出願が大幅に増加しています。大学入試ではいち早く取り入れられていましたが、中学入試や高校入試でも多くの学校が導入を開始しました。
昨年の2倍以上、全体の43%の学校がインターネット出願を導入
右のグラフを見ても分かる通り、2016年の首都圏中学入試(首都圏会場入試も含む)では65校がインターネット出願を活用していました。そして、来春2017年入試ではその2倍以上の139校が導入することがわかりました。その割合は全体の43%(私立のみの集計)にも及び、年々導入のスピードは加速しています。
内訳を見ると、従来の窓口や郵送での受付と併用している学校は32校、インターネット出願のみの学校が107校を数えます。インターネット出願のみと聞くと心配される方もいるでしょうが、ネット環境がない方への配慮(学校の窓口でパソコンを操作など)や24時間体制(学校による)でのサポートサービスなど学校側の受験生へのフォロー体制も万全ですので安心して出願頂けると思います。今後もこの動きはますます加速いしていくことでしょう。
インターネット出願のメリット
それでは、インターネット出願によるメリットとは一体どのようなことなのでしょうか。 まずは、利便性が優れている点です。その名の通り、氏名や住所などの個人情報の入力から受験料の決済まで全てをウェブ上で行うのがインターネット出願です。従来は学校に足を運び出願書類を入手し、手書きで願書を作成し、学校に持参するという流れが一般的でしたが、インターネット出願ではそれらが簡略化されネット環境さえあれば出願することが可能です。なかには提出書類(通知表や資格の証明書など)は郵送、または試験当日に持参といったケースもありますので、事前に確認し、郵送などの準備は早めに済ませておきましょう。
インターネット出願は直前まで受付!より柔軟な対応が可能に
多くの学校ではインターネット出願の締切時間を試験日の直前に設定しており、試験前日の『日付が変わるまで』や試験当日の『集合時間まで』といったように直前での出願が可能です。それにより併願校の合格発表を確認したうえで出願を決定するといったような柔軟な対応が可能となり、受験生の併願作戦の選択肢を広げています。