2017年共立女子が「算数+合科型論述テスト」
30→40名の定員増を公表!
今春2016年入試では、2月4日のC日程を「算数+合科型論述テスト」という新形式で実施し、話題を呼んだ共立女子中学校〈東京都千代田区・女子校〉。
新たな「算数+合科型論述テスト」の導入
今後の社会で求められる力と「2020年大学入試改革」以降の新たな大学入試で問われる「思考力・判断力・表現力」を自校の中高6年間の教育で育てていくために、中学受験生と保護者に向けてもそうした教育姿勢を伝えるためのメッセージとして、この新たな「算数+合科型論述テスト」という形式の入試を共立女子では導入しました。
かつての中学入試の常識としては、こうした「記述・論述型」の入試を実施すると、受験生に怖がられたり、塾からは「対策がしにくい」と思われ、やや敬遠される傾向がありました。しかし、同校ではあえてこの(日本の教育と大学入試が変化しようとする)時期だからこそ、こうした新形式の入試の実施を決断し、導入に踏み切ったといいます。
「思考力・判断力・表現力」を問う新たな入試傾向にスポット
その結果、今年は2月4日に実施したC日程入試にも思った以上に多くの志願者が集まり、2月入試では後半戦にあたる日程にも関わらず、入試当日には想定した以上に多くの受験生が参集し、この「算数+合科型論述テスト」にチャレンジしていきました。
今春2016年入試では、多くのマスコミが「私立中入試の多様化」という点に注目し、今後の中学入試でも求められる「思考力・判断力・表現力」を問う新たな入試傾向や形式にスポットをあてていました。この共立女子のC日程「算数+合科論述型テスト」は、そうした新傾向入試のひとつの象徴ともいえるでしょう。
そして共立女子中学校では、この今年度の入試改革の手ごたえを受けて、入試後間もない3月4日に「塾対象説明会」を行い、そこで来春2017年のC日程「算数+合科論述型テスト」の2月3日実施(入試日変更)を公表しました。
さらにその説明会では、このC日程「算数+合科論述型テスト」の分析・総評を詳細なデータと合わせて公表し、翌年に向けての抱負とともに、参加した塾の先生方にその手ごたえを力説していました。
この説明会の案内に添えられた校長の児島博之先生のご挨拶の文中には、「新傾向テストとして内容を改めたC日程入試(2月4日)は、2020年問題等で昨今話題の教育改革に対応した動きとして各方面で取り上げて頂き、受験生も予想を上回る人数となりました。また、答案に関しても、素晴らしい解答が数多く見られ、受験生の潜在的な力に感じ入った次第です」と紹介されていました。
定員の増加も!2020年の先、生徒たちの将来を見越した教育
その後、共立女子中では、来春2017年のC日程の募集定員を、今年の30名から40名へと増やすことを決定~公表しました。この「算数+合科論述型テスト」受験生を迎え入れる間口をさらに広げたことになります。
この4月から首都圏模試センターWebサイトに掲載されているWeb限定版「私学の魂」の共立女子中学・高等学校の記事の末尾にも、「2020年のもっと先、生徒たちの将来を見越した教育に打って出る共立女子。今後もますます注目が集まる存在です」と紹介されているように、今後の教育のさらなる進化が楽しみな私立女子中学校です。